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急いで家に入り、リビングへ向かい、勝手に入って、くつろいでいる侵略者どもに尋ねる。 「おまえら、金は持ってないのか!!!?」 返事は予想どうり、 「あら持ってるわけないじゃない。それに、輸送量は購入者負担になってるわよ?」 規約なんていちいち読むわけがない。遊びでやっているのだから。 「心配しなくても、タクシー代以外はいらないわ。密入国したから。」 犯罪にまで平気で手を染めるのかよコイツラは。 「なら警察を呼んでやる!」 「させると思う?」 「させるわけないわよぉ。ねえ?」 「かしらー!」 「あったりまえです!」 「さすがにそれはいやだね。」 「なのなのー!」 「絶対に、させない。」 僕の背中から血の気が引いた。 だめだ、勝ち目はもうない。嗚呼神よ、ついに僕を見放したか。 「ほら、さっさと払ってきなさい。」 「ささっと済ませれないのですか?このノロマ。」 ソファーにころがりながら命令してくる。なんて屈辱だ! もう抵抗は無駄だろう。そのうち殺されるかもしれないので仕方なく払うことにする。 「はあ。」 リビングの戸棚に隠してある封筒を出してきて、諭吉を四人引っ張り出す。 「クソ、何でこんな・・・」 外で待っている運転手二人に諭吉を渡す。 「どうもありがとうございましたー。」 にこにこしながら去っていく。 「姉ちゃんになんて言われるか・・」 正直、いつも口で命令しているが、のりは怒ると最高におっかない。 想像しただけでも、背筋に悪寒が走る。 「アイツラのことも何て言われるか・・・」 追い出すということはないだろうが、やはり不安だ。なんせ、諭吉を一日で四人使ったのだから、不安にならないわけがない。 「はあ。」 ため息をつきながら家に入り、牛乳を飲もうと騒がしいリビングに入ると、 「うわああああ!何やってんだよお前ら!」 そこには、食べ散らかした、菓子類のくずやら、ごみやらがそこら中にあった。 「見て分からないですか?おやつの時間ですよ。」 「早くお茶を出しなさい。」 「このうにゅー、とってもおいしーの!」 「このヤクルトっていうの?とってもおいしーわぁ」 「み、みんなちゃんと断ってから食べようよ。」 ん?あとふたり足りないな。そう思い、ふとキッチンのほうに目をやると、 「げっ・・・」 『がさがさむしゃむしゃもぐもぐ』 『かちゃかちゃ』 「な、なな何やってんだー!」 薄紫の服を着た、薔薇水晶?がこちらに振り向き、答える。 「おなか、すいたから・・・。」 次に、黄色の服を着た金糸雀?が答える。 「甘ーい卵焼きを作ってるのかしら!」 「お、お前ら、出てけー!!!」 「「「「「「「それは無理」」」」」」」」 それから数分、桜田家のリビングは騒がしかった。 「だから、食うのをやめろといってるんだ!」 抵抗されながらも必死に止めようとするジュン 「み、みんなジュン君の言うとおりにしようよ。」 蒼星石も援護する。 「ハラが減ったら食う!本能に従って何が悪いのですか?」 その言葉を聞き、ジュンが反論しようとしたところ、 「翠星石!皆ももうやめなよ!ジュン君だって困ってるじゃないか!」 と怒声が聞こえた。怒声を発したのはジュンではなく、蒼星石だった。 翠星石はいつもとは違う雰囲気を放つ蒼星石に押されたのか、 「うう…そ、蒼星石がそこまで言うなら仕方ないです・・・」 と言って黙り込んだ。他の姉妹たちも、口々に 「「そ、そうね。」」 「ご、ごめんなさいなのー」 「ちょ、ちょっと待ってかしら~、卵焼きがこげちゃうのかしら~。」 「・・・・」 と同意していった。普段はおとなしい蒼星石が怒ったので、姉妹たちは押されていた。 「まったくもう、好き勝手するにも程があるよ。まるで迷惑かけに来たみたいじゃないか。」 (こいつ、結構すごいやつだったんだ) 静かだ。これがいつもの空間。ああ、なんて静かなんだ。 「真紅!」 名前を呼ばれたが、真紅は引け腰だ。少しスカッとする。 「な、何?蒼星石。」 「扉のガラス、割ったままだよね、ジュン君と一緒に片付けなよ。」 な、何でこいつと一緒ににしなきゃならないんだ。僕は反論する。 「何で僕が・・・」 蒼星石がこちらに振り向いた。今の蒼星石は怖い。そう感じさせるオーラが回りにあるようだ。 「ジュン君にも少しからず責任はあるよ。居留守使ってたんだし。」 「わ、わかったよ」 しぶしぶ返事をした。 「翠星石、雛苺、僕も手伝うから、部屋のかたづけを・・・こら翠星石!逃げるんじゃない!」 「わ、わかったですぅ。」 逃げる翠星石を引き止めた。あの緑を・・・蒼星石、もっとも怒らせたくないうちの一人だ。 「水銀燈、薔薇水晶、冷蔵庫を片付けて。」 「い、いいわようぅ」 「はい。」 残りの一人に向き直る。やっぱりオーラが出ている。 「金糸雀、後片付けは最後まできちんとやるんだよ。」 「は、はいなのかしら~!」 全員に注意し、その上掃除を言い渡した蒼星石に僕は感謝している。 「じゃあ皆始めて。」
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「-BLEACH-ブリーチ」 第233話:敵となった斬月 「1/3」 ★このページをお気に入りに追加! bookmark_hatena このページに登録されているタグ BLEACH[ブリーチ]アニメ 無料 動画 YouTube wiki コメント 名前 YouTubeアニメ無料動画@Wikiのトップページへもどる 合計の人気ページランキング 君に届け デュラララ!! 『低燃費少女ハイジ』まとめ 第1話~第5話 イナズマイレブン けいおん!! バカとテストと召喚獣 あたしンち 四畳半神話大系 WORKING!! Angel Beats! 化物語 けいおん! 君に届け 第1話「プロローグ」 アクセス解析ログ けいおん! 第14話(番外編2)「ライブハウス!」 刀語 ぬらりひょんの孫 リクエスト・視聴不可・不具合報告 ヱヴァンゲリヲン新劇場版 破 君に届け 第12話「恋愛感情」 昨日の人気ページランキング 荒川アンダーザブリッジ OP「ヴィーナスとジーザス」Full らき☆すた 第14話「ひとつ屋根の下」 【マイムマイム】マサオミマイム【紀田正臣】 君に届け 第13話「恋」 屍鬼 コメント/ひだまりスケッチ×365 第11話「9月28日 パンツの怪」 デュラララ!!ラジオ 略して デュララジ!! 第1回 デュラララ!! 公式パーフェクトガイド けいおん!の歌のシーンを集めてみた 今日の人気ページランキング にゃんこい! 第4話「美しい人」 おまもりひまり 第2話「海ねこスクランブル」 クレヨンしんちゃん シロをレンタルするゾ
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48.俺「ストライクウィッチーズじゃねえの?」 675~694 リーネ「はぁ・・・・はぁ・・・・」 芳佳「い・・・・息が・・・・」 俺「・・・・」 グラウンド代わりの滑走路を、三人で走り込みの訓練をしている。 長時間空を飛び続けるには、まずは体力が重要らしい。その為に走り込みをしているけど・・・・ リーネ「お、俺さん速い・・・・」 芳佳「ま、待って下さ~~い!」 坂本「他人のペースを乱すなー宮藤ー!」 芳佳「はっ、はいっ! すみませ~ん~ッ!」 まあ、当然か。 俺は色々と鍛えられていたからこれくらいは苦でもなかったりするんだけど、芳佳たちには十分キツいもんだよな。 因みに、俺は男だということで二人よりも十周多く走らされているけどなんてことない。 俺「二人ともー、キツいって思うからキツくなるんだー! 逆に気持ちがいいって思うと苦じゃなくなるぞー!」 坂本「そうだー! 心頭滅却すれば火もまた涼し!」 芳佳「む、無理です~!」 ◇ ◇ ◇ 走り込みを終え、芳佳とリーネは二人並んでへばりきっている。 俺「ほら、二人とも水だ」 芳佳「あ・・・・ありがとう・・・・ございます・・・・」 リーネ「ど・・・・どうも・・・・」 二人は俺から水の入った水筒を受け取ると、勢いよく水を飲み干した。 俺「そんなに急ぐと咳き込んじまうよ」 芳佳「ケホッケホッ! 喉が・・・・苦しッ!」 案の定、芳佳が咳き込んだ。やれやれ・・・・ 坂本「俺、初日からよく私の訓練に耐えてるな。見上げたものだ」 芳佳「私も凄いと思います、追いつくこともできなかった・・・・」 俺「俺も最初は二人みたいにすぐへばってたさ、長い間鍛えまくった結果だよ」 リーネ「因みに、最初っていつくらいなんですか?」 俺「んーと・・・・八歳ぐらいの頃かな。だから十年前になるのか」 それを聞いた二人は呆然となってしまった。 芳佳「十年も・・・・」 リーネ「敵わないなァ・・・・」 あらら、自信喪失させちまったかな。別にそんなつもりは無かったんだけど。 俺「別に俺に匹敵する必要はないだろ。二人にだって俺には無い良いもの、あるじゃないか」 芳佳「そうですか?」 俺「ああ、料理が美味いだろ。それから可愛いしな」 芳佳「か・・・・可愛い?」 リーネ「そ、そんな・・・・」 俺の言葉に、二人は文字通り顔が真っ赤になる。そして、そんなことはないと必死に否定する。 俺「そうか? まあ、いいか。あと、実戦になったら俺よりも戦えそうだし・・・・」 芳佳「え?」 俺「まあ、そのうち分かるって」 坂本「よーし。休憩はその辺にして次は射撃の訓練だ! 各自、武器を持って来い! 俺には扶桑海軍から支給された武器を使ってもらおう」 ◇ ◇ ◇ 一方、その様子を陰で見ている人物があった。バルクホルンとペリーヌである。 それぞれ、違う理由で四人の様子を窺っていたのだがどちらも嫉妬の念がその燃える瞳から表れている。 ペリーヌ(あの男・・・・あんな涼しそうな顔で少佐の気を引くつもりなのかしら? 断固、許せませんわ!) バルクホルン(早速宮藤に言い寄ってきたか、あいつ。 そもそも、少佐もミーナも一体全体どうしてあんな得体の知れない奴をすんなり入れたのか理解できん。 宮藤に纏わり付く悪い虫は私が掃わねば・・・・) ペリーヌ、バルクホルン「よし!」 二人は何か閃いたのか、一人になった坂本の元へと黙ったまま歩み寄っていった。 お互いに顔も合わせていないのにまるで心が通じ合っているかのよう。 坂本「おー、どうしたお前たち? 今から射撃の訓練だが一緒にやるか?」 ペリーヌ「え、ええ! 是非させていただきますわ少佐!」 バルクホルン「私はあの新人の腕前がどのようなものか、見定めに来た。 下手な射撃を見せたら私自らしごき倒してやるつもりだ」 坂本「そうかそうか! 熱心でよろしい! ただ、あいつは一応ヒヨッコだからあまり無茶はさせるなよ?」 バルクホルン「なるべく善処はするさ・・・・」 バルクホルン(ふふふ・・・・金輪際宮藤に近付けないようにしてやる) 模倣的軍人であるはずのバルクホルンに、そんな邪な感情が芽生えつつあった。 ◇ ◇ ◇ 芳佳「あれ? ペリーヌさんにバルクホルンさん?」 俺たちが武器を取りに行ってる間に人が増えていた。ペリーヌと、バルクホルンさんだ。 ペリーヌ「私も訓練に参加することにしましたわ」 バルクホルン「少佐に代わって射撃の訓練は私が監督をすることになった」 坂本「バルクホルンがどうしてもと言うのでな・・・・」 バルクホルン「しょ、少佐! そういうことは!」 俺「そうなのかァ。それじゃ、二人ともよろしく」 笑顔で二人に挨拶をしたが、どちらからもそっぽ向かれた。本当に嫌われてるみたいだなァ、俺。 バルクホルン「それでは、ペリーヌ、リーネ、宮藤、新人の順に的を撃ってもらおう。 いいか、たとえ訓練であろうと実戦の如く臨むのだ、気を抜くんじゃないぞ!」 芳佳、リーネ、ペリーヌ「はいっ!」俺「うん」 バルクホルン「新人、なんだその気の抜けた返事は。 そんな心構えだと戦場で真っ先に命を落とすことになるぞ?」 俺「ごめん」 バルクホルン「・・・・まあいい、早速始めるか。ペリーヌ! エースの力を新人にとくと見せ付けてやれ!」 ペリーヌ「了解ですわ!」 ◇ ◇ ◇ 三人の撃つ番は終わった。三人とも一度も外さずに的を撃ち抜いて凄かったけど、特にリーネは凄いなって思った。 他の二人よりも遠くの的を、大きな銃で撃ち抜いたんだ。流石、毎日訓練をしているだけのことはあるなァ。 バルクホルン「よし、新人。最後は貴様の番だ。 下手な撃ち方を少しでも見せてみろ。みっちりしごいてやるからな」 俺「それはちょっとキツいな・・・・」 そう言って俺は支給された銃を構える。宮藤と同じもの、名前は九九式二号二型改13mm機関銃とか言ったかな。 とりあえず銃の扱い方とかは宮藤から丁寧に教えてもらった。 この十字の印が付いている所、照準を覗き込みながら獲物を捉えて・・・・ 俺(ここを引けばいいんだな) 引き金、を引いてみたがカチャッと音が鳴るだけで中の弾が発射される気配は全くない。 何か、詰まっているような感じがする。 バルクホルン「馬鹿者、安全装置を外さなければ弾は出ないぞ。何をやっとるか!」 俺「あ、あははは・・・・」 銃の側面に付いている安全装置。撃つ前にはこれを外すようにって散々言われてたな。 すっかり忘れてしまっていた・・・・ バルクホルン(今ので十分焦らせられたか? それならば好都合だ。 私が貴様を最後に選んだのは、先に宮藤たちの圧倒的な腕前を見せ付けて 貴様に多大なプレッシャーを与えるためだ! 尤も、貴様には気付く由も無いだろうがな) 安全装置を外して銃を再び構えたが、バルクホルンさんの方へと振り向いた。 バルクホルン「どうした?」 俺「あんた、もっと笑ってた方がいいと思うよ。折角別嬪なんだから、そんな怖い顔してると勿体無いぞ」 バルクホルン「なっ・・・・」 ペリーヌ「こ、こんな時に口説くなんてどういう神経してますの!?」 俺「口説く? 俺は思ったままのことを言っただけだぜ」 バルクホルン「ええい! 馬鹿言ってないでさっさと撃たんか!」 俺「やれやれ・・・・」 坂本「はっはっは! バルクホルンを口説こうとは、いい度胸をしているな!」 芳佳(俺さんって凄いよね・・・・あんなことを素で言えるなんて) リーネ(うん・・・・私たちもさっきはいきなりすぎて焦っちゃったもんね) 俺「これで今度こそ弾が出るんだな」 照準を的のど真ん中に定め、引き金をゆっくり引く。次の瞬間、思った以上に大きな音が響き、銃口からは小さく火を吹きながら弾が発射された。 その大きな音と身体に伝わる振動に、思わずびっくりして引き金から指を離した。勿論銃を制御する余裕なんて無かったので弾は的に掠りもしていない。 バルクホルン「掠りすらもしない、全く駄目だな」 俺「これって思ったよりも凄いんだね・・・・慣れないもんだからつい驚いたよ」 バルクホルン「言い訳は無用。少佐、この新人の教育は私に任せてくれ」 坂本「ん? まあ構わんが、お前にしてはやけに新人に拘ってるな?」 バルクホルン「わ、私はこの隊に足手まといがいると困るだけだ! 他意など無い!」 坂本「そうか? まあ、俺のことはバルクホルンに任せるとして、三人はこれから飛行訓練を行う!」 ペリーヌ「はいっ!」 ペリーヌ(何とか少佐から引き離すことができましたわ!) リーネ(俺さん、大丈夫かな・・・・) 芳佳(バルクホルンさん、いつに無く張り切ってるし・・・・何も無ければいいんだけど) 坂本「宮藤にリーネ、返事はどうしたー?」 芳佳「はっ、はい!」 リーネ「すみません!」 ペリーヌ「全く・・・・」 坂本「バルクホルン、私たちはもう行くけどくれぐれも無茶はさせるなよー。 実戦に出る前にへこたれてもらっては困るからなー」 そうして四人はハンガーの方へと行ってしまった。 ◇ ◇ ◇ バルクホルン「さてと・・・・」 私は四人を見送ると、俺の方に振り返った。 バルクホルン「散々私に恥をかかせてくれたな、新人」 俺「恥をかかせたって・・・・口説く云々のことは兎も角として、あとは大体あんたの自爆じゃないのか?」 バルクホルン「ええい、つべこべ言うな! よりにもよって宮藤の前であんな大恥を!」 俺「宮藤? 芳佳が何か関係あるのか?」 私としたことが、よりによってこんな奴の前で思っていることが口に出てしまった。 何とか適当に取り繕わねば・・・・ バルクホルン「こ、後輩の前で無様な所を見せるわけにはいかんからな」 俺「リーネとペリーヌも後輩じゃん」 こいつ、私が必死で考えた言い訳をヘラヘラと笑いながら撤回してきた・・・・我慢ならん! バルクホルン「・・・・新ッ人! 貴様という奴はどこまで――」 俺「その新人ってのよしてくれよ、なんか素っ気無いしさ。姓は無いけど、一応俺っていう名前があるんだ」 どこまで人をからかえば気が済むのだ、そう言い切る前にどうでもいいことで押し返された。 名前? 今はそんな話をしている場合じゃない。さっきからニヤニヤと・・・・なんて嫌な奴だ。 俺「まあ、芳佳の作る飯は本当に美味いからなァ。あんたもそのクチなんだろ?」 言わせておけば・・・・芳佳芳佳と馴れ馴れしい奴だ。私ですら未だに姓でしか呼べてないというのに、腹立たしい。 大体、昨日今日しか宮藤の手料理を食べてない貴様に何が分かるというのだ。私は宮藤を一年前から知っているのだぞ・・・・ いかんな、ここで私が冷静さを欠けばそれこそこいつの思う壺か。 カールスラント軍人たるもの、如何なる時でさえ冷静さを欠いてはならんな。 バルクホルン「ま、まあ、宮藤の手料理は何よりも美味いな」 俺「そうだよなァ」 なんだ、手料理が目当てだったのか。完全に心を許せるとは言えないが、どうやら邪な気持ちはないようだな。 気安く宮藤を語るのは気に食わんが、多少は目を瞑ってやるか。 俺「それに可愛げもあるし」 そうそう、クリスには到底及ぶこともないが可愛げも中々・・・・ 前言撤回だ。やはりこいつは宮藤に対して邪な気持ちがある。 同性同士ならば兎も角、男のこいつがこんなことを言うとそんな風にしか見えない。 私が宮藤をこいつの魔の手から守らなければ! ◇ ◇ ◇ バルクホルン「しゃ・・・・」 俺「ん?」 バルクホルン「しゃべっとる暇があったらさっさと的を撃たんかァ!」 俺「ど、どうしたんだよ・・・・」 バルクホルン「貴様からは真摯に訓練に臨もうという心構えが見られない! 今日中に的を撃つことができなければ金輪際宮藤に近付くな! いいな!?」 俺「それは酷いんじゃないかなァ、折角打ち解けているってのに」 バルクホルン「的を撃てれば許してやる!」 俺「そうかァ。それじゃ、なんとしても撃たないとな・・・・」 あまり使いたくは無かったんだけど、場合が場合なだけに仕方無いよな。芳佳と喋れなくなると寂しいし。 銃の弾倉を開ける。銃弾がビッシリと、綺麗に整列して詰まっていた。 バルクホルン「何をやっている?」 俺「慣れないことはしたくないからな・・・・」 その中の一個を取り出して右手に軽く握り締める。 俺「あ、今日中と言わずにさ、この一発であの的を撃ち抜いてみせるよ」 バルクホルン「大きく出たな。失敗しても知らんぞ?」 俺「分かってるって。だからついでに『新人』って呼ぶのもよしてくれないか?」 バルクホルン「・・・・いいだろう」 俺「そんじゃ、いきますかっ」 尚更失敗は許されなくなったなこりゃあ。 滑走路の遠くに立てられた的を見据え、右手に収めてある銃弾を思い切り的に向かって投げつける。 銃弾が激しい勢いで的を突き破って地面に転がった。 バルクホルン「な、何だと!?」 俺「へへ・・・・」 どうやら腕は落ちていなかった。いや、むしろ前よりも切れが良くなった感じだ。 魔力のおかげかな・・・・? ◇ ◇ ◇ 思いもよらぬモノを目の当たりにした。私の目が間違ってなければ、こいつが手で投げた銃弾が的を貫いたように見えた。 その証拠に、破壊された的の後方の地面に薬莢が残ったままの銃弾が転がっている。 石をぶつけて壊すのなら私にも可能だが、銃弾となるとかなり難しい。そして、本当に一発で決めてしまった。 バルクホルン「あの業は一体なんだ!? 何をした!?」 俺「昔ちょっとね・・・・それより、約束は果たしてくれるんだよな?」 ブリーフィングの時の少佐の質問と何か関係がありそうだな。 とりあえず問い詰めたいことではあるが、あまり深く詮索はしないことにしておこう。 約束と言えば宮藤のことだな・・・・ バルクホルン「あ、ああ・・・・宮藤のことは許してやろう。新人」 俺「その新人ってのも」 バルクホルン「・・・・俺」 俺「どうも」 許したからといって宮藤との仲を認めるわけではない。ここは単刀直入に聞いておくか。 バルクホルン「一つ、聞きたいことがある」 俺「ん?」 バルクホルン「貴様は宮藤を・・・・その、ど、どう思っているんだ?」 俺「好きだよ」 一番に聞きたくない言葉がその口から聞こえてしまった。『すき』だと・・・・ 俺「あ、宮藤だけじゃないぞ。リーネも好きだし他の皆も好きだし・・・・ まだ会ったばかりのヤツもいるけど皆好きさ」 likeの意味の好きか、紛らわしい奴め! ・・・・私は一体何を必死になっているんだ。 カールスラント軍人とあろうものが、冷静さを欠くとは。冷静に見ると本当にこいつには邪な気持ちなどないようだ。 さっきも思ったが、宮藤の長所を素直に認めているし、むしろ良い奴なのかもしれない。 宮藤に言い寄っていただとか、どうやら私の思い過ごしだったようだな。 しかし・・・・こいつはよくぞこんなことを恥ずかしげも無くさらっと言うよな。 俺「勿論、あんたのことも好きだよ」 あまりにも不意打ち過ぎて、動きが固まってしまった。 バルクホルン「ば、馬鹿言え! そんなことちゃらちゃらと口にするな!」 俺「なんでさ? 一応仲間なんだから、嫌う道理はないだろ」 バルクホルン「そういうことではなくてだな・・・・!」 前言撤回だ。やっぱりこいつは嫌な奴なのかもしれない。 第四話 へ続く
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あたしンち≪第006話≫一家だんらん・・・? ★このページをお気に入りに追加! bookmark_hatena このページに登録されているタグ あたしンちアニメ 無料 動画 YouTube wiki コメント 名前 YouTubeアニメ無料動画@Wikiのトップページへもどる 合計の人気ページランキング 君に届け デュラララ!! 『低燃費少女ハイジ』まとめ 第1話~第5話 イナズマイレブン けいおん!! バカとテストと召喚獣 あたしンち 四畳半神話大系 WORKING!! Angel Beats! 化物語 けいおん! 君に届け 第1話「プロローグ」 アクセス解析ログ けいおん! 第14話(番外編2)「ライブハウス!」 刀語 ぬらりひょんの孫 リクエスト・視聴不可・不具合報告 ヱヴァンゲリヲン新劇場版 破 君に届け 第12話「恋愛感情」 昨日の人気ページランキング 荒川アンダーザブリッジ OP「ヴィーナスとジーザス」Full らき☆すた 第14話「ひとつ屋根の下」 【マイムマイム】マサオミマイム【紀田正臣】 君に届け 第13話「恋」 屍鬼 コメント/ひだまりスケッチ×365 第11話「9月28日 パンツの怪」 デュラララ!!ラジオ 略して デュララジ!! 第1回 デュラララ!! 公式パーフェクトガイド けいおん!の歌のシーンを集めてみた 今日の人気ページランキング にゃんこい! 第4話「美しい人」 おまもりひまり 第2話「海ねこスクランブル」 クレヨンしんちゃん シロをレンタルするゾ
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涼宮ハルヒの憂鬱 第20話 3/3 ★このページをお気に入りに追加! bookmark_hatena このページに登録されているタグ 涼宮ハルヒの憂鬱アニメ 無料 動画 YouTube wiki ひとこと言う 名前 YouTubeアニメ無料動画@Wikiのトップページへもどる 合計の人気ページランキング 君に届け デュラララ!! 『低燃費少女ハイジ』まとめ 第1話~第5話 イナズマイレブン けいおん!! バカとテストと召喚獣 あたしンち 四畳半神話大系 WORKING!! Angel Beats! 化物語 けいおん! 君に届け 第1話「プロローグ」 アクセス解析ログ けいおん! 第14話(番外編2)「ライブハウス!」 刀語 ぬらりひょんの孫 リクエスト・視聴不可・不具合報告 ヱヴァンゲリヲン新劇場版 破 君に届け 第12話「恋愛感情」 昨日の人気ページランキング 荒川アンダーザブリッジ OP「ヴィーナスとジーザス」Full らき☆すた 第14話「ひとつ屋根の下」 【マイムマイム】マサオミマイム【紀田正臣】 君に届け 第13話「恋」 屍鬼 コメント/ひだまりスケッチ×365 第11話「9月28日 パンツの怪」 デュラララ!!ラジオ 略して デュララジ!! 第1回 デュラララ!! 公式パーフェクトガイド けいおん!の歌のシーンを集めてみた 今日の人気ページランキング にゃんこい! 第4話「美しい人」 おまもりひまり 第2話「海ねこスクランブル」 クレヨンしんちゃん シロをレンタルするゾ
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あたしんち 「母、なに食べたい?」 このページをお気に入りに追加! bookmark_hatena このページに登録されているタグ あたしンちアニメ 無料 動画 YouTube wiki コメント 名前 YouTubeアニメ無料動画@Wikiのトップページへもどる 合計の人気ページランキング 君に届け デュラララ!! 『低燃費少女ハイジ』まとめ 第1話~第5話 イナズマイレブン けいおん!! バカとテストと召喚獣 あたしンち 四畳半神話大系 WORKING!! Angel Beats! 化物語 けいおん! 君に届け 第1話「プロローグ」 アクセス解析ログ けいおん! 第14話(番外編2)「ライブハウス!」 刀語 ぬらりひょんの孫 リクエスト・視聴不可・不具合報告 ヱヴァンゲリヲン新劇場版 破 君に届け 第12話「恋愛感情」 昨日の人気ページランキング 荒川アンダーザブリッジ OP「ヴィーナスとジーザス」Full らき☆すた 第14話「ひとつ屋根の下」 【マイムマイム】マサオミマイム【紀田正臣】 君に届け 第13話「恋」 屍鬼 コメント/ひだまりスケッチ×365 第11話「9月28日 パンツの怪」 デュラララ!!ラジオ 略して デュララジ!! 第1回 デュラララ!! 公式パーフェクトガイド けいおん!の歌のシーンを集めてみた 今日の人気ページランキング にゃんこい! 第4話「美しい人」 おまもりひまり 第2話「海ねこスクランブル」 クレヨンしんちゃん シロをレンタルするゾ
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涼宮ハルヒの憂鬱 第20話 2/3 ★このページをお気に入りに追加! bookmark_hatena このページに登録されているタグ 涼宮ハルヒの憂鬱アニメ 無料 動画 YouTube wiki ひとこと言う 名前 YouTubeアニメ無料動画@Wikiのトップページへもどる 合計の人気ページランキング 君に届け デュラララ!! 『低燃費少女ハイジ』まとめ 第1話~第5話 イナズマイレブン けいおん!! バカとテストと召喚獣 あたしンち 四畳半神話大系 WORKING!! Angel Beats! 化物語 けいおん! 君に届け 第1話「プロローグ」 アクセス解析ログ けいおん! 第14話(番外編2)「ライブハウス!」 刀語 ぬらりひょんの孫 リクエスト・視聴不可・不具合報告 ヱヴァンゲリヲン新劇場版 破 君に届け 第12話「恋愛感情」 昨日の人気ページランキング 荒川アンダーザブリッジ OP「ヴィーナスとジーザス」Full らき☆すた 第14話「ひとつ屋根の下」 【マイムマイム】マサオミマイム【紀田正臣】 君に届け 第13話「恋」 屍鬼 コメント/ひだまりスケッチ×365 第11話「9月28日 パンツの怪」 デュラララ!!ラジオ 略して デュララジ!! 第1回 デュラララ!! 公式パーフェクトガイド けいおん!の歌のシーンを集めてみた 今日の人気ページランキング にゃんこい! 第4話「美しい人」 おまもりひまり 第2話「海ねこスクランブル」 クレヨンしんちゃん シロをレンタルするゾ
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■東京マーブルチョコレート 「マタアイマショウ」作画監督補佐(佐々木啓悟と共同) ■RD 潜脳調査室 作画監督 23(小村) 作画監督補佐 11 17 24 ■戦国BASARA 作画監督補佐 3(萩) 原画作監補佐 11(徳・片・石) ■君に届け キャラクター設定協力(中村章子、長谷川ひとみ、井川麗奈と共同) 小物設定 作画監督 2 12 22(長) 作画監督補佐 25(井・長) ■君に届け 2ND SEASON 小物設定(長谷川ひとみと共同) ■新妹魔王の契約者 BURST 作画監督補佐 5(合・森・藤・大) ■関連タイトル 君に届け 1ST SEASON BD-BOX 戦国BASARA 其の壱
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涼宮ハルヒの憂鬱 第19話 3/3 ★このページをお気に入りに追加! bookmark_hatena このページに登録されているタグ 涼宮ハルヒの憂鬱アニメ 無料 動画 YouTube wiki ひとこと言う 名前 YouTubeアニメ無料動画@Wikiのトップページへもどる 合計の人気ページランキング 君に届け デュラララ!! 『低燃費少女ハイジ』まとめ 第1話~第5話 イナズマイレブン けいおん!! バカとテストと召喚獣 あたしンち 四畳半神話大系 WORKING!! Angel Beats! 化物語 けいおん! 君に届け 第1話「プロローグ」 アクセス解析ログ けいおん! 第14話(番外編2)「ライブハウス!」 刀語 ぬらりひょんの孫 リクエスト・視聴不可・不具合報告 ヱヴァンゲリヲン新劇場版 破 君に届け 第12話「恋愛感情」 昨日の人気ページランキング 荒川アンダーザブリッジ OP「ヴィーナスとジーザス」Full らき☆すた 第14話「ひとつ屋根の下」 【マイムマイム】マサオミマイム【紀田正臣】 君に届け 第13話「恋」 屍鬼 コメント/ひだまりスケッチ×365 第11話「9月28日 パンツの怪」 デュラララ!!ラジオ 略して デュララジ!! 第1回 デュラララ!! 公式パーフェクトガイド けいおん!の歌のシーンを集めてみた 今日の人気ページランキング にゃんこい! 第4話「美しい人」 おまもりひまり 第2話「海ねこスクランブル」 クレヨンしんちゃん シロをレンタルするゾ